29 ©JUSE ISO Center リスクの評価分析(Q13) リスクの体系化、つまりリスクを全体的に把握の対する姿勢をみると、重要度に応じてリスクを位置づけ、個別的に管理する「重要度を付けて管理」(35.2%)が最も多く、リスクの「ほとんどについて、相互関係を把握して関連性も考慮して管理」(25.9%)してる組織がそれに続いている。「一部について、相互関係を把握して関連性も考慮して管理」(21.0%)するも含めると、比較的リスクの相互的なダイナミックな関係性も考慮したリスクマネジメントを実施している組織が多く存在している。リスクをそれぞれ「個別的に管理」(17.9%)は比較的少ない。 リスク分析では、「体系化された分析ツールがない」(42.2%)と答えた組織が多く、「一部の部門で分析ツールを体系化」(27.5%)しているのが大勢である。「概ねすべての部門で分析ツールを体系化」(19.3%)としている組織も存在するが、「すべての部門で分析ツールを体系化」(11.2%)している組織は少ない。分析ツールの体系化はそれほど進んでいないのが現状である。
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