「第9回企業の品質経営度調査」報告講演会 開催報告
第9回調査の解析結果を踏まえ,企業の品質経営のベストプラクティスを共有することをねらいとして,調査に関する報告講演会を1月31日(火)に日科技連・東高円寺ビルにて約140名以上の方々にご参加いただき開催いたしました。当日は、本調査の総合ランキング上位5社の企業を品質経営推進の優秀企業として表彰式をプログラム内にて行いました。
その中でもグローバルGQM推進担当者の立ち上げを例に、ヨーロッパ、アメリカ、アジアの活動は大変参考となる事例となりました。最後に100周年に向けた今後の活動の抱負を述べられ、講演を締めくくりました。
講演2では、「竹中工務店における品質経営の取組み」と題し、常務執行役員の大嶋康文氏にご講演いただきました。大嶋様には、竹中品質経営(TQM)を中心とした品質経営診断、お客様満足、人材育成などの取組み事例についてご紹介いただきました。
信用第一、品質第一としたものづくりを大切にする心、棟梁精神は竹中品質経営を支える、これからも未来へつないでいかなくてはならない考え方・責任であると述べられました。
発表1では、「コニカミノルタの品質経営」と題し、執行役 環境経営・品質推進部長の内田雅文氏にご講演いただきました。
内田氏には、自社の品質経営の取組みについて、経営者のコミットメントを中心に顧客価値創出するための6つのバリューとその実現の仕組みについてご紹介いただきました。
その中でもコニカミノルタ流QCサークル活動は、生産のみならず、開発、販売・サービス、企画部門を含めた全部門においてプロセス改善をする上で他社でも大変参考となるお話でした。
発表2では、「キヤノンにおける品質経営の取り組み」と題し、常務執行役員 品質本部長の末松浩之氏にご講演いただきました。
末松氏には、自社の品質経営の取組みについて、品質保証体制や品質意識向上活動などの取組み事例をご紹介いただきました。
その中でも年1回、品質に対する社員の意識や部門の活動状況を把握する「品質意識調査」は大変興味深いお話でした。
2社の事例発表後、本調査企画委員会委員で独立行政法人統計センター理事長の椿広計氏をパネルリーダーに企画委員と企業パネルメンバーで討論を行いました。
講演者の皆様にはフロアの質問をはじめ、「変化の時代に適応する品質経営を推進する組織体制や仕組み」「品質経営活動のベストプラクティスを国内外の拠点に効果的に水平展開する際の仕組み」「技術伝承・能力開発に関する内容」などについて討論しました。
最後に、「品質経営度調査の活用方法」について企業パネルメンバーの方にご紹介いただき、椿委員からは、講演された企業事例を参考に自社評価のツールとして本調査を活用していただき、他社のベストプラクティスから自社の課題を見つけ、さらなるレベルアップを図ってもらいたいとの発言があり、パネル討論を締め括りました。
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開催挨拶 | 会場全体の様子 |
第9回企業の品質経営度調査 優秀企業賞 表彰式
表彰式では、総合ランキング上位5社の代表の方にご臨席いただき、文化学園大学特任教授で本調査企画委員会副委員長の光藤義郎氏から表彰状と楯が授与されました。![]() |
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受賞各社の代表者との記念撮影 | 表彰式の様子 |
中尾潔貴氏(㈱ジーシー代表取締役社長)左
光藤義郎氏(文化学園大学特任教授)右
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講演
講演1では、「ジーシーグループにおけるマルチナショナルな品質経営強化の取り組み」と題し、GC International AG のGideon Blumental氏 (General Manager, HR and GQM)にご講演いただきました。Blumental氏には、品質経営強化のための重点活動として取り組んでいる、「グローバル人材育成・人材管理の強化」や「シームレスな業務のしくみの確立」、「企業価値・文化の共有と継承」についてご紹介いただきました。その中でもグローバルGQM推進担当者の立ち上げを例に、ヨーロッパ、アメリカ、アジアの活動は大変参考となる事例となりました。最後に100周年に向けた今後の活動の抱負を述べられ、講演を締めくくりました。
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Gideon Blumental氏(General Manager, HR and GQM, GC International AG) |
講演2では、「竹中工務店における品質経営の取組み」と題し、常務執行役員の大嶋康文氏にご講演いただきました。大嶋様には、竹中品質経営(TQM)を中心とした品質経営診断、お客様満足、人材育成などの取組み事例についてご紹介いただきました。
信用第一、品質第一としたものづくりを大切にする心、棟梁精神は竹中品質経営を支える、これからも未来へつないでいかなくてはならない考え方・責任であると述べられました。
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大嶋康文氏(㈱竹中工務店 常務執行役員) |
パネル討論「変化の時代に適応する品質経営のあり方を探る」
パネル討論では、まず企業発表として、コニカミノルタ株式会社とキヤノン株式会社に各社の品質経営の取り組みをご紹介いただきました。発表1では、「コニカミノルタの品質経営」と題し、執行役 環境経営・品質推進部長の内田雅文氏にご講演いただきました。
内田氏には、自社の品質経営の取組みについて、経営者のコミットメントを中心に顧客価値創出するための6つのバリューとその実現の仕組みについてご紹介いただきました。
その中でもコニカミノルタ流QCサークル活動は、生産のみならず、開発、販売・サービス、企画部門を含めた全部門においてプロセス改善をする上で他社でも大変参考となるお話でした。
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内田雅文氏(コニカミノルタ㈱ 執行役 環境経営・品質推進部長) |
発表2では、「キヤノンにおける品質経営の取り組み」と題し、常務執行役員 品質本部長の末松浩之氏にご講演いただきました。
末松氏には、自社の品質経営の取組みについて、品質保証体制や品質意識向上活動などの取組み事例をご紹介いただきました。
その中でも年1回、品質に対する社員の意識や部門の活動状況を把握する「品質意識調査」は大変興味深いお話でした。
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末松浩之氏(キヤノン㈱ 常務執行役員 品質本部長) |
2社の事例発表後、本調査企画委員会委員で独立行政法人統計センター理事長の椿広計氏をパネルリーダーに企画委員と企業パネルメンバーで討論を行いました。
講演者の皆様にはフロアの質問をはじめ、「変化の時代に適応する品質経営を推進する組織体制や仕組み」「品質経営活動のベストプラクティスを国内外の拠点に効果的に水平展開する際の仕組み」「技術伝承・能力開発に関する内容」などについて討論しました。
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パネル討論の様子 |
最後に、「品質経営度調査の活用方法」について企業パネルメンバーの方にご紹介いただき、椿委員からは、講演された企業事例を参考に自社評価のツールとして本調査を活用していただき、他社のベストプラクティスから自社の課題を見つけ、さらなるレベルアップを図ってもらいたいとの発言があり、パネル討論を締め括りました。