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実験計画法の実践<2016年02月10日>

いままで自分の仕事に実験計画法を使ったことがありますか?
それはどんな場面で使いましたか?
その結果、どんな成果、或いは失敗を経験しましたか?
そういった今までの経験を思い浮かべた時、意外と『勉強したことが実務に活きていない! 』ということに気付く人が結構多いのではないでしょうか。

品質管理活動(広義)の実際 とは、『品質管理活動を進めていく過程で遭遇する様々な問題/課題に対する具体的な対応/対処のしかた、即ち問題解決/課題達成の仕方の実際』を言います。当然、実験計画法もこれを行うためのツールの位置付けにあります。実験計画法の考え方/各種方法を現実に存在する様々な問題/課題にどう応用していくか、この辺の繋がりが中々整理されないところに問題があり、それが折角勉強したことが実務に活かされないという結果に繋がっているのです。
ではなぜ、勉強したことが実務に活かせられないのでしょうか?

それは、小学校から大学まで長年に亘って進めてきた勉強の仕方が、私たちに「道具の方からものを見るクセ」を付けてしまったことに一因があります。例えば、トンカチ、どう使おうかと考えても、それを使う場面に遭遇しない限り、使うことはありませんね。むしろ持っているのが邪魔になってくるはずです。あの『検定・推定』という道具も、これをどんな場面でどう使うのかを知っていなければ、それを使うことはなく、そのうち忘れてしまうことでしょう。
やはり、道具は「使う場面とセットにして理解する」ということが大切なのです。

そのためにはどうするか?
まずは、使う場面の方を整理することからスタートすることです。機能(QCDMSE)とステージ(企画/開発/製造/販売/サービス・・・)で作るマトリックスをイメージし、その各セルでどんな問題/課題が発生し得るかを分類・整理するということです。一般に、これを経験的に蓄積した人が強い、つまりその人の頭の中に経験した様々な知識が暗黙知として出来上がっているからです。これを如何に形式知化して組織の知識に変えていくか、これを俗に「ナレッジマネジメント」と呼んでいますが、実験計画法を実務に活かす為のポイントも、実はこの活動の中に潜んでいるのです。

実験計画法エキスパートコースでは、単にツール/手法の習得に留まらず、こういった実務の中で起きる現実の問題/課題の様々なパターンと実験計画法との関係性をイメージできる能力を養成します。実験計画法の各種ツールが頭の引き出しの中でキチンと整理できるようになることが一つのゴールとも言えるでしょう。
 

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Profile

      光藤 義郎
1952年生まれ。文化学園大学特任教授。1976年3月早稲田大学理工学部工業経営学科卒業。1978年3月早稲田大学大学院理工学研究科修了。1978年4月東京重機工業株式会社(現JUKI)入社。TQM推進/品質保証/新事業企画/経営企画/技術企画、米国駐在。技術統括部長、品質統括部長等を歴任後定年退職。2013年4月文化学園大学特任教授就任。1989年~1991年東京理科大学非常勤講師(米国駐在のため終了)。デミング賞審査委員。品質月間委員会副委員長。QC検定運営委員会委員。(一社)日本品質管理学会理事など

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