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BC-News(BC講師からのメッセージ)
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65.品質管理が面白いところ<2023年02月06日>

青山学院大学
理工学部 教授 石津 昌平(69BC ・ O 修了)

 品質管理のベーシックコースは半年間のコースで品質管理の全領域をカバーしている教育コースです。私も助手のころにベーシックコースに参加させてもらい、その後も大学で品質管理の教育に携わり、ベーシックコースでは講義や班別講師をさせてもらっています。品質管理に長年関わってきたわけですが、今でも品質管理は私にとって魅力的なものです。以下では私が感じている品質管理の3つの魅力についてお話ししたいと思います。

1.顧客を考える
 品質を考えることは上司や企業の内部の人事評価だけでなく、企業外の顧客の評価を考えることになります。会社の中に閉じこもっているのではなく、会社の外の顧客がどう感じているのかをオープンに考えることになります。

 トヨタ自動車(株)の佐々木眞一氏が良く仰られていることですが、「八百屋のおやじは元気」という言葉があります。八百屋のおやじさんはいつもお客を目の前にして、良い野菜を売れば喜ばれ「昨日の大根はおいしかったね」などとお客さんの喜ぶ姿が良く見えるので、今日も頑張ろうと元気でいられるということのようです。お客の喜びを自分の喜びにできるというのはとても魅力的なことだと思います。

 また、自分にとってのお客様はどこにでもいます。社内でも自分の仕事に影響を受ける人たちはお客様です。ベーシックコースで品質管理を学ぶことで、実際の仕事上の問題を解決し、同僚も含めたお客様に喜んでもらえる経験がきっとできると思います。

2.現実的な問題解決力が身につく
 品質管理では実社会の問題を解決するためにいろいろな手法が開発されています。品質管理における中心的な統計手法によって、データに基づく判断ができ、データに基づく問題解決ができるようになります。特に、データの取り方まとめ方から始めているところは実際の問題を解決するうえでとても重要なことです。いくら高度な手法を使っても、元になるデータが偏っていたり、不正確なものであるとまともな解決案は作れません。統計的な方法以外にも問題を整理したり、確実に解決案を実行するための方法など、みんなの知恵を結集するための方法が豊富にあります。

 ベーシックコースでは実際の問題解決力を養うために、特に受講される人たちの実際の仕事上の問題を取り上げて問題解決を行うための班別研究会を行っています。講義で品質管理の手法をたくさん学んでも、知識として学習することと実際に利用して効果を上げることは別物です。班別研究会ではどのように手法を用いたら役立つか指導講師にアドバイスをもらいながら一緒に問題解決を行うことができ、現実的に役立つ実践力が養われるようになっています。近頃学校で学生が自主的に実践力を身に着けるためのアクティブラーニングが注目されていますが、ベーシックコースの班別研究会はアクティブラーニングの見本だと思います。

3.口は悪いが人は良い
 品質管理の先生方は口が悪い人が多いかもしれません。「そんなことをやっても意味がない」、「それは間違いだ」、「それは改善になっていない」等結構厳しい言葉をかけられることが多いかもしれませは間違いだ」、「それは改善になっていない」等結構厳しい言葉をかけられることが多いかもしれません。実際の問題を解決するためには直接的な言い方や厳しい言い方も必要です。ただよく聞いてみるん。実際の問題を解決するためには直接的な言い方や厳しい言い方も必要です。ただよく聞いてみると、人格を否定しているのではなく、ほとんどの場合やり方や考え方が事実にあっていないことを指と、人格を否定しているのではなく、ほとんどの場合やり方や考え方が事実にあっていないことを指摘しているだけのことです。表面的には責任を追及されているように思うかもしれませんが、原因追摘しているだけのことです。表面的には責任を追及されているように思うかもしれませんが、原因追及をしているだけです。及をしているだけです。


 確率論では不適合品が生じる確率は0にはなりませんし、統計的な判断は誤りがつきものです。品0にはなりませんし、統計的な判断は誤りがつきものです。品質管理では不適合品率は0にはなりませんし、人は間違いを起こすものと考えています。だからこそ、質管理では不適合品率は0にはなりませんし、人は間違いを起こすものと考えています。だからこそ、不適合品を少なくすることや、誤りを少なくすることが必要と考えています。そのために原因を追究不適合品を少なくすることや、誤りを少なくすることが必要と考えています。そのために原因を追究し、やり方を改善しようと考えています。人の問題が重要であれば教育により改善しようと考えていし、やり方を改善しようと考えています。人の問題が重要であれば教育により改善しようと考えています。事実に基づく意見は誰の意見でも聞くことができますし、結果が悪くてもその事実を直視するます。事実に基づく意見は誰の意見でも聞くことができますし、結果が悪くてもその事実を直視する勇気が持てるようになると思います。「口は悪いが人は良い」という品質管理の人達と仕事をすること勇気が持てるようになると思います。「口は悪いが人は良い」という品質管理の人達と仕事をすることはは変な配慮がいらず、結構楽しいものです。変な配慮がいらず、結構楽しいものです。

 TQM Journeyという言葉がありますが、品質管理を学び、実践することは終わりのない旅に例えらという言葉ありますが、品質管理を学び、実践することは終わりのない旅に例えられることがあります。顧客を考えることには終わりはありませんし、企業における問題が尽きることれることがあります。顧客を考えることには終わりはありませんし、企業における問題が尽きることはありませんが、品質管理を通して新しい経験や喜びが得られるということだと思います。だからこはありませんが、品質管理を通して新しい経験や喜びが得られるということだと思います。だからこそ品質管理は魅力的であり続けるように思います。そ品質管理は魅力的であり続けるように思います。

注)ここでの問題解決は課題達成も含む広い意味で使用しています。

 
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