
一歩進んだオンラインセミナーの形~レポート:Zoomのリモート制御機能を用いた実験計画法シ…<2021年04月26日>

リモートワークで、Web会議システムであるZoomによるミーティングを開催している方もいらっしゃると思います。
Zoomでは「ブレイクアウトセッション」という機能を用いてWeb会議室を小部屋に分けることが可能です
(右図参照)。
今回は、更に一歩進んで、小部屋からリモート制御機能を用いてシミュレーション演習を行った例をご紹介します。
日科技連主催の「技術力で差をつけるための実験計画法実践セミナースタンダードコース」では、実験計画法ゲーム(通称DEゲーム)という演習を行っています。
実際に実験計画法を活用する場合、どの因子を取り上げるか、その水準を幾つとるか等、正に実験を計画しなければなりません。これは経験を積まないと一朝一夕には難しく、かつ実務で実験に失敗してしまうと費用と時間だけがかかり、欲しかった情報が得られないという結果に陥ります。
DEゲームでは模擬的に実験を計画する経験を積み、時には失敗から教訓を得ることで、実務で実験計画法を活用するトレーニングを行います。
DEゲームでは、受講生を3名ごとのチームに分け、モノづくりの現場で想定されるリアリティある問題に取り組みます。限られた実験回数の中で、コンピューターシミュレーションを使って最適な条件を探っていきます。
シミュレーションに用いるソフトをリモートで操作することに対し、最初は戸惑っていた受講生皆様も、活発に演習を進めるまでにそれ程時間はかかりませんでした。
この様なリモート制御で演習を行うメリットは大きく2つあります。
1.一方向になりがちなオンライン研修で、
集合研修と変わらないグループワークが可能となる。
2.実験計画法の教育に特化した専用ソフトを用いた演習ができる。
講師の方からも、集合研修では3人が1台のパソコン画面を覗き込む必要があったものの、リモートでは全員が自身のパソコン画面を確認できる点をメリットとして挙げていただきました。
実際にDEゲームを受けた方より好評な感想をいただきました。その一部を以下にご紹介します。
・シミュレーションで実験計画法の使い方を実践的に学べるためことは非常に有意義。
・他のチームの検討の進め方を視覚的に解説して いたので分かりやすかった。
・実際に近い形での逐次実験計画を体験することができ、前期、後期を通じての講義内容への理解 を深めることができた。
・これまでの総復習をしていただけて良かった。実践の中で使うイメージができた。オンラインだったが、グループで話し合いながらやることで理解が深まった。
このDEゲームは社内セミナーとして導入されている企業も多く、今後リモートによるDEゲームの実施を計画されています。
今回は、DEゲームを例として、リモート制御機能を用いたシミュレーション演習の有効性をお伝えしました。様々な研修への応用が可能ですので、私共日科技連では、より実践的なオンライン研修をご提供してまいります。


