セミナー情報・事業詳細
研究会

第2年度 リスクアセスメント実践研究会

R-Map実践研究会 過去の参加者の声
*第10年度から第12年度の参加者の声です。
区分 氏名 会社名・所属
第1分科会 荒木 敏 様 ダイキン工業株式会社 空調生産本部 商品開発グループ
第1分科会 古村 展之 様 パナソニック株式会社 モノづくり本部 環境・品質センター
安全・品質統括センター 製品安全チーム
第1分科会 池沢 学 様 株式会社日立メディコ
第2分科会 小林 真也 様 株式会社デンソー 空調冷熱事業部 空調冷熱品質調査室
第2分科会 岡崎 正喜 様 ヤマハ発動機株式会社 マリン事業本部ME事業部
品質保証部 市場品質保証グループ
第3分科会 安藤 悟空 様 損保ジャパン日本興亜リスクマネジメント株式会社
リククエンジニアリング事業本部
第3分科会 前田 文彦 様 本田技研工業株式会社 品質改革センター栃木
四輪品質サービス部 市場品質監理課
第4分科会 松村 嘉久 様 (一財)ボーケン品質評価機構 東京業務部(生活用品試験担当)
第4分科会 岩澤 紀子 様 ジュピターショップチャンネル株式会社 オペレーション本部
第4分科会 吉田 浩之 様 アズビル株式会社 安全審査部 製品安全審査グループ
派遣窓口 田村 直義 様 株式会社インターリスク総研 コンサルティング第一部
派遣窓口 内沼 創一朗 様 アズビル株式会社 安全審査部

(順不同/所属は掲載時のものです)

荒木 敏 様
ダイキン工業株式会社
空調生産本部
商品開発グループ

「リスクアセスメントを実施することは技術者の育成にも最適!
他社の方と切磋琢磨することで開発技術者としてレベルアップできていると実感しています。」

私は商品開発グループに在籍し、製品の安全面に関する品質評価を担当しています。
電気用品安全法の技術基準体系見直しを知り、技術基準の性能規定化におけるリスクアセスメントの必要性と重要性を感じ、日科技連主催の緊急セミナー「迫りくる法改正、変わる安全設計」に参加しました。同セミナーで「R-Map実践研究会」の存在を知り、参加したのがきっかけです。本年度で3年目となります。
リスクアセスメントは、その結論に対してエビデンスを提示できなければなりません。知識だけではなく、学ぶことが重要であり、研究会に参加し、他社の方と意見交換をすることで、いろいろな気付きをもらい、実践研究による学びを実感しています。参加のメリットは非常に大きいと思います。
R-Map手法はリスクアセスメントを助ける、使いやすい手法です。経験がないと、リスクのレベル設定が難しいのですが、数値の裏づけをR-Map手法で得ることができます。R-Map手法は、リコールが必要か否かなど、事後対応での活用に目が行きがちですが、開発段階(未然防止)でも大いに活用できることを本研究会の活動を通じて知りました。
製品開発ではコスト削減と安全の両立が必須ですが、リスクアセスメントの土壌を築くことによって、安全のレベルを低下させることなくコスト削減もできるようになってくると思います。
リスクアセスメントは、まだ起こっていないシナリオを考え、リスクを低減させ製品を改善します。リスクアセスメントを実施することにより、技術者として気づきを得ることができ、見識が広がるので、技術者の育成に最適だと考えています。社内で広めることにより、技術者育成の手段にも使えます。研究会に参加して、他社の方と意見を戦わせ、切磋琢磨することで開発技術者としてレベルアップできていると実感しています。

古村 展之 様
パナソニック株式会社
モノづくり本部
環境・品質センター
安全・品質統括センター
製品安全チーム 主事

「一年間の研究会参加で、当社の製品安全活動はようやくスタートラインに立ちました。継続参加により、レベルアップを図っていきます!」

私は、製品安全を担保するための評価技術の開発や安全のための試験方法の開発企画の業務を担当していますが、今年度初めて本研究会に参加しました。
リコール後の再発防止のための試験方法の実施の確立を進めてきましたが、未然防止のためのリスクアセスメントの必要性が社内で打ち出され、どういう観点でリスクを抽出するかの知見、他社の情報を得たかったのです。
研究会に参加して感じたのは、社外の同じ問題意識を持ったメンバー間の意見交換が出来るので、前向きになれることですね。会社が異なる中での議論は、壁ができやすいと思うのですが、驚くほどざっくばらんに意見交換ができています。
また、分科会主査の伊藤さん(日立アプライアンス)には開発段階でR-Mapをどう使うか?リスク低減効果はどう考えるのか?等の関心事を相談し、丁寧に回答してもらいました。会社を超えてこんなに教えてもらっていいのかな、と考えるくらいです(笑)。
一年間の研究会参加で、当社の製品安全活動はようやくスタートラインに立ったかなという感じです。本研究会に継続参加して、レベルアップを図っていきたいと思います。

池沢 学 様
株式会社日立メディコ

「単なる技法習得でなく、実践が中心の研究会の内容で、日常業務を効率良く成功させる為の能力開発に役立ちます」

私は、日立グループにおける「ヘルスケア」事業の中核企業に所属しています。 R-Map実践研究会の第一研究分科会にて、各方面の方々と3年間研究を行い、開発段階からの安全構造設計にR-Map手法を研究し、初年度は"リスクアセスメントにおける低減策の設定"二年目は"R-mapを活用した購入品のリスク評価手法の提案"、三年目は"スマートホンで外部から機器を遠隔操作することのR-Map研究"を行いました。
研究会メンバーや指導講師の意見とアドバイスを聞きながら、R-Map研究会の手法を活用し、自社製品の安全性向上に貢献できました。
技術的な課題についてFTA+R-Mapを用いた不具合の要因分析により、安全対策の評価を行い未然防止に役立っています。
R-Map研究会に参加すると、単なる技法習得でなく、実践が中心の研究会の内容で、日常業務を効率良く成功させる為の能力開発に役立ちます。
研究会メンバー&講師陣と懇親を通じてさまざまな知見を得る事が出来ました。
2013年度はR-Map研究会講師として副主査に任命され、研究会のお役に立てればと思います。

小林 真也 様
株式会社デンソー
空調冷熱事業部
空調冷熱品質調査室

「いろいろな業種の方と交流することができ、他社からの刺激や知見が得られます!」

私は住宅用エネルギー管理システムの品質保証業務を担当しています。
社内業務改善の一環として、異業種交流会に参加した際、R-Mapの存在を知りました。社内講演会で松本先生(R-Map実践研究会の統括主査)の講演を聞く機会があり、また日科技連殿主催のR-Mapセミナーを受講し、R-Map手法は「使える」と感じました。
研究会に参加すれば、R-Mapをはじめ、自社には知見の少ない分野の知見を取得・吸収できると考え、第10年度研究会に参加しました。
実際に参加して、異業種の方からの見聞はもちろんのこと、実際に国際規格作成者の講演をはじめ各分野の製品安全専門家から最新動向を知ることができ、期待以上でした。
R-Mapは、
・開発段階で製品安全の確保
・流通後の不具合対応要否判断の迅速化
で有効であると考えており、研究会の知見を自社内に普及させていきたいと思います。

製品安全に少しでも興味があり向上心がある方は、本研究会にぜひ参加してみてください。
メンバーから刺激を受け、新たな知見を習得することができます、視野が広がる絶好の機会です。

岡崎 正喜 様
ヤマハ発動機株式会社
マリン事業本部ME事業部
品質保証部
市場品質保証グループ
主査

「課題とテーマを持って来られる方には、こんな場は他にないのではないかと思います!」

私は、マリンエンジン事業の品質保証業務を担当しています。
本研究会のことは3年前にWebサイトをみて知り、年度末の成果発表会には3年連続で聴講参加していました。成果発表会参加は、お客様からの品質情報に関する判断の参考にすることが動機でしたが、発表会参加の度に新しい発見があり、実際に研究会メンバーになれば必ず有益である確信があったので参加を決定しました。もちろん、参加に上司が後押ししてくれたことも有難かったです。
私が所属している第2分科会は、個々人の抱えている日常業務の課題や疑問をテーマに掲げ、それを題材に研究をしています。異業種のメンバーの考え方や生々しい問題を知ることができ、刺激になります。個人的には、リスクバイアスをどこまでみたらよいか?など今まで悩んでいた部分がすっきりしました。また、ツール紹介もしてもらえるので有難いです。
研究会参加には、課題やテーマを持っている人と単純に情報収集をしたい人では成果に差が出るように思います。逆に言えば、課題とテーマを持って来られる方には、こんな場は他にないのではないかと思います。


安藤 悟空 様
損保ジャパン日本興亜リスクマネジメント株式会社
リスクエンジニアリング事業本部

「リスクアセスメントはWebなどで情報を得るだけではできません。いろいろな事例を知るだけでなく異業種交流の中から学べるのが本研究会の魅力です!」

2年前から参加しています。部署内で代々参加している人がおり、自分はR-Mapの存在を知りませんでしたが、先輩からのすすめで参加しました。
「事故事例データを解析して、他の製品へ活用」というテーマでの研究は、実業務に直結しているので大変役立っています。
研究会に参加することの意義は、ホームページで凡例や事例の情報を得ることはできますが、研究会では、考え方を学ぶことができるという点です。様々な製品や業界で考え方が違います。異業種の方々と交流でき、いろいろなリスクアセスメントの考え方を知ることができるのは最大のメリットです。
自身の業務にとって、その知見を得ることは非常に重要です。また、クライアントにR-Mapによって判断基準や評価基準が示すことができます。なんとなくこうでしたと言うより、このように評価した結果こうなりましたと言うほうが、説得力がありますから。
リスクアセスメントをきちんと行っている企業はまだまだ少ないと思います。お客様によっては、30年事故が起きていないなどの実績をもっていることで、リスクアセスメントの重要性を説明してもなかなか響かないというのが現状です。事故が発生してからでは、遅すぎることを説明し、理解してもらうことから始める必要があります。
世界的にリスクアセスメントの考え方が広がってきており、日本の行政もそれにならう動きが出てきています。そもそもどうすればいいのか、リスクアセスメントの考え方を知るために、研究会に参加することは非常に意味があることだと思います。リスクアセスメントに興味がない方にもまず参加して知ってもらいたい。
R-Mapはそういう方への入り口としてわかりやすいと思います。
ただし、R-Mapの難しいところは、製品の流通数が少ないと、極端に反応してしまうところです。1件でも事故が起こるとA領域になってしまうなんてこともあります。したがって、多品種少量生産の企業には浸透しにくいかもしれませんが、まだまだ発展途上の手法であり、いろいろな事例を集めて、自分たちでより完全なツールとしていくというのも当研究会の醍醐味かもしれません。

前田 文彦 様
本田技研工業株式会社
品質改革センター栃木
四輪品質サービス部
市場品質監理課 技師

「研究会参加で良かったことは、他業種の方との会話から、技術的思考を知ることができたことです!」

私は、市場の不具合情報に対して解析の必要性とその優先度を判断する業務を担当しています。
本研究会を知ったのは2006年です。当時、リコールやキャンペーン・ 保証延長などの市場対応判断に対する社内の考え方に色々な意見があり、標準的な判断基準づくりに悩んでいました。
そのような時、『日経ものづくり』(日経BP社)に森ビルの回転ドアに対するR-Mapの記事を見つけ、"これだ"と直感し参加を決めました。
途中、海外勤務のためブランクがありますが、継続して参加しています。研究会参加で良かったことは、他業種の方との会話から、技術的思考を知ることができたことです。実際にR-Mapを使うに当たっての技術的な手法は新鮮でした。バイアスの使い方もその一つです。いろいろな物事の見方ができるようになったと思います。その結果として力づくではない適正なリスク評価ができるようになりました。
私は継続的に参加していますが、問題意識を持って参加しないと、テーマ設定だけで終わってしまいます。
"情報収集"の場ではなく、"研究"の場と考えて参加すると成果が出てくると思います。


松村 嘉久 様
(一財)ボーケン品質評価機構
東京業務部
(生活用品試験担当)

「流通業の方々とお付き合いをすることができ、流通の考え方を知ることができて実務に役立ってます!
参加してもらえれば、本研究会の良さがわかっていただけると思います。」

ボーケン品質評価機構は、衣料品、服飾雑貨、家具等を対象とした性能 評価を行っている第三者試験機関です。製品安全は非常に重要であり、上司の指示で参加しました。
今年で2年目となります。
本研究会は、いろいろな企業・業種の方と知り合えることが良いですね。私は、生活用品、家具などの試験を実施しており、流通、量販店さんにものを納めるための試験を実施していますが、その点で、第4分科会では、流通業の方々とお付き合いをすることができ、流通の考え方を知ることができて良かったと思います。
ただ、残念なことは、同分科会は現在メンバーが少ないので、是非とも多くの方に参加していただきたいと思います。
流通業界では、リスクアセスメントの考え方がまだ浸透していないと考えています。
しかしながら、プライベートブランドなども増えており、消費者要求として安全性が求められてきています。自社でリスクアセスメントをすることが必要不可欠となってきているのではないでしょうか。
自分も2年目でようやくR-Mapを社内展開できるレベルになりました。まずは社内で展開し、自社で使っていく中で、R-Mapの理解者を増やしていきたいと思います。
そして、少しでもリスクアセスメントに興味がある企業に声をかけていこうと思います。仲間を増やしたいですし、参加してもらうと本研究会の良さがわかっていただけると思います。
自身も継続して参加し、流通業界にどのようにすれば、R-Mapをひいてはリスクアセスメントを広めていけるかということを引き続き研究していきたいと思います。

岩澤 紀子 様
ジュピターショップ
チャンネル株式会社

「流通事業者として求められてくる"安心・安全"というキーワードへの対応として、R-Mapの必要性は高まってくると感じています!」

当社は、CATV放送、衛星放送、インターネット、カタログ等の媒体を通した通信販売を展開する「ショップチャンネル」の運営を中心としたダイレクトマーケティング事業を展開しています。その中で、私は販売後のお客様対応と管理に係わる業務を担当しています。
研究会参加のきっかけは、現在の上司が2年間第4分科会に参加しており、3年目となる今年、私に参加指示をしたためです。
当社では、自社取扱品を「Aグループ、Bグループ、Cグループ」等と危険危害レベルで商品群分けするなどR-Mapのベースとなる考え方が浸透しています。
上司が研究会で得たものは、そのままの形で採用しているわけではありませんが、販売前後の業務を行う際に役立っています。
R-Mapの書籍だけ読んでも、考え方や実施方法は理解できるのですが、本研究会では各企業内で実践されているメンバーの生の声を聴くことができるのは貴重です。同業のイトーヨーカドーさんやダスキンさんと本音の議論が出来たり、ものづくり企業(電機系など)の異業種の意見に驚いたり、新たな気づきが多いです。
今の業務(お客様相談)には電化製品への問い合わせもあるので、そちらでも役立っています。
今後、ますます流通事業者として求められてくる"安心・安全"というキーワードへの対応として、R-Mapの必要性は高まってくると感じています。第4分科会は当社にぴったりのテーマであり、活動方針も指導講師にも満足しています。
さらに複数年度参加のメンバーの方が先輩として引っ張っていってくれます。本研究会に参加して本当によかったと感じていますし、次年度以降も参加を前向きに検討したいと思います。

吉田 浩之 様
アズビル株式会社
安全審査部
製品安全審査グループ
アシスタントマネージャ

「様々な業種や企業の方との議論を通して、安全やリスクに対する捉え方・考え方を広めることが出来ます」

私は、アズビル株式会社の製品安全審査の部門に所属しており、業務の中でR-Mapを活用しています。まずはじめに、日本科学技術連盟主催の「R-Mapを活用したリスクアセスメント1日コース」(現在の開発段階のR-Map活用コース)及び「R-Mapを活用した製品安全実践2日間コース」(現在の製品安全(PS)技術コース)を受講しました。セミナーの中では演習もあり、より理解を深めることが出来ました。しかし、実業務の中でR-Mapを使用してみると、個々のケースのなかで行うリスクファインディングや、算出した危害の発生頻度はそれでよいのか、など、色々と悩む場面が出てきました。これらを解決する手段として、R-Map実践研究会を利用することは大変有効な方法だと思います。
R-Map実践研究会では、自分たちの具体的な課題に対してR-Mapの活用の仕方を検討できます。また、様々な業種や企業の方との議論を通して、安全やリスクに対する捉え方・考え方を広める(あるいは深める)ことも出来ました。
今回得た知見を元に、製品安全に関する技術を深化させていきたいと思います。

田村 直義 様
株式会社インターリスク総研 コンサルティング第一部
CSR・法務第一グループ長
上席コンサルタント

「貴重な知見を得ることができています」

研究会には、世代や経験を問わずさまざまな業務・専門分野の方々が、 講師あるいは受講者として参加しています。これら講師・受講者の協働により成果を導き出すプロセスにおいて、周囲の皆様の異なった考え方やコミュニケーションの方法が刺激となり、受講者個人では発想できないような安全に関する想像力と創造力が磨かれています。
また、所属する分科会のみならず、他の分科会に参加している講師・受講者との交流の機会もあり、受講者が参加当初に目指していた研究分野とは別の分野にまで興味が広がることもあります。
このようにして得られた知見は、受講者自身にとっても当社にとっても貴重な財産となっており、人的ネットワークも拡がるため、今後も積極的に参画させたいと思っています。

内沼 創一朗 様
アズビル株式会社
安全審査部

「製品安全、R-Mapに係わる貴重な研鑽、交流、育成の場と捉えています」

弊社では、製品の安全を確保する方法として開発段階におけるリスクアセスメント(RA)に基づくリスク低減設計(安全設計)を重要視しています。
開発製品は、社内の安全設計審査に合格することを出荷開始の条件の一つにしています。
当部は発足以来、RAの普及、安全審査制度の確立にむけて活動してきました。
また製品安全に最適なRAとして、R-Mapを採用し社内展開してきました。
この様な状況から、製品安全やRAについて広い見識と高い専門性をもった人材が必要であり、育成とR-Map適用面の研究に向け本研究会に参加しています。
経験深い講師の方々、多くの企業、団体からの参加者の皆様との、他では得られ難い研鑽、交流の場が形成されていると考えます。
製品安全、RAのより一層の推進に向けて、今後も派遣したく考えます。

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