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世界ソフトウェア品質会議

第7回世界ソフトウェア品質会議(7WCSQ)

Asian Software Quality Network2017(ASQN2017)

凱旋講演会開催しました

 


―世界、アジアに向けて発信した「ソフトウェア品質向上」の講演、実践事例を日本で再演!-

WCSQ (World Congress for Software Quality) は、3年に一度、世界のソフトウェア品質専門家が一堂に会する国際会議で、7WCSQは、2017年3月20日(月)~22日(水)にペルー・リマで開催されました。
ASQN (Asian Software Quality Network)は、日科技連SQiPが主体となって2013年に設立した国際コミュニティで、アジアにおけるソフトウェア品質に関わる技術、経験、人材の相互交流を目的に毎年カンファレンスを開催。今年は、2017年8月1日(火)~2日(水)に、マレーシア・クアラルンプールで開催されました。

2017年11月24日に「7WCSQ」「ASQN2017」にご参加することができなかった日本の皆様方に向けた標記講演会を実施し各企業から総勢約50名の方々にご参加いただきました。この度、講演会資料を公開いたしました。ご講演いただきました皆様、ご参加くださいました皆様、ありがとうございました。

7WCSQ開催地・リマ ASQN2017開催地・クアラルンプール
開催概要
日 時 2017年11月24日(金)13:00~17:00
会 場 日科技連 本部(東京都新宿区西新宿)
プログラム
時間 内容
13:00~13:05 主催者挨拶、事務連絡
13:05~13:25

講演1「SQiPの国際活動について」

  野中 誠 氏(東洋大学 教授)

発表資料

13:25~14:05

講演2「Strategy for Global Quality Assurance」

  大石 晃裕 氏(㈱日立製作所)

講演概要:グローバル市場において、ベンダとして顧客の要求・契約に応えるのは共通の認識だが、顧客の品質への期待は地域・企業によって異なっています。それ故、顧客とベンダ間で様々な品質問題が起きています。また日立では、M&Aによる成長とグローバルビジネス拡大という環境変化に伴い、増加する品質リスクへの対処と、いかにスピードを上げつつ品質ブランドを向上させるかが課題でした。
これら課題を解決するため、グローバル市場に対応した品質保証フレームワークとそれを実現する品質保証体制を構築しました。戦略は3つ。1つは海外法人との組織間の事故共有などのガバナンス強化、2つ目は地域の品質リスクに合せた品質保証プロセス最適化と実行体制の確立、最後にグローバルQA定義と人材育成です。加えて、戦略実行時の留意点を述べます。

発表資料

14:05~14:45

講演3「開発プロジェクト期間中での利用時の品質評価とプロアクティブなフィードバックの実現」

  加藤 大受 氏(ウイングアーク1st㈱)

講演概要:本講演では、WCSQ7で発表した開発プロジェクト期間中での利用時の品質評価プロセスとSQiP2017で発表したサポート問い合わせのフィードバックプロセス構築を踏まえ、開発プロジェクト期間中での利用時の品質評価がサポート問い合わせに与える効果を紹介します。

発表資料

14:45~15:00

休 憩

15:00~15:40

講演4「大規模で短期間のソフトウェア開発における品質進捗へのアプローチ」

  床 直紀 氏(㈱日立製作所)

講演概要:ソフトウェア開発において、作業進捗は分かりやすいが、品質進捗は分かり難い。特に大規模で短期間のソフトウェア開発は、早期に品質の悪い部分を検出し改善させることが重要です。
各工程で活用するセルフチェックやレビューの実施状況を数値化することで品質進捗を評価できる。この品質進捗を用いることで、早期に品質の悪い部分を検出し改善させることができます。
私たちは本施策をQM3S”Quality Mind and Skill Scoring System”と呼び、ソフトウェアの品質確保に有効であることを確かめた。開発作業の中でプロダクト品質を確保する手法として活用しています。

発表資料

15:40~16:20

講演5「Metrics Extraction and Evaluation in Enterprise Software Development using OSS」

  菊池 慎司 氏(㈱富士通研究所)

講演概要:近年、ソフトウェア開発速度向上とコスト削減の有力な方法の一つとして、OSSの活用が注目されています。しかし、OSSの利用が必ずしもソフト開発のコスト・品質・開発速度を改善できるとは限りません。そのため、製品やサービスを開発する上でのOSS利活用における効果を、定量的な情報に基づいて把握することは非常に重要です。本講演では、OSS利用における重要メトリクスを「OSSの目利き力、設計力、品質保証力」という観点から抽出した結果と、実際のソフトウェア開発現場のデータを利用し、メトリクスの有用性を調査した結果を示します。

発表資料

16:20~17:00

講演6「What and How software test will be impacted by IoT?」

  大西 建児 氏(ガイオ・テクノロジー㈱)

講演概要:本講演では、IoTをテーマに少し未来を見通した、小難しくない話をします。
具体的には、IoTの特徴を踏まえた上で、それらが、どのようにソフトウェアテストに影響を及ぼすのかを考察します。また、自律的な複合システムに対するテストという行為がどのようなものになっていくのか、いくべきなのか、個人的な見解を述べさせていただきます。

発表資料

お問い合わせ
一般財団法人 日本科学技術連盟 SQiP担当
電話番号 03-5378-9813    ファックス番号番号 03-5378-9842    メール sqip@juse.or.jp
 


7th World Congress for Software Quality
“Software Quality Meets IoT (the Internet of Things)”

第7回 世界ソフトウェア品質会議(リマ)

 
参加のおすすめ

WCSQ (World Congress for Software Quality) は、全世界のソフトウェア品質専門家が集まって幅広く議論を行う国際会議です。ASQ (The American Society for Quality)、EOQ (The European Organization for Quality)、JUSE(一般財団法人日本科学技術連盟)の3団体により発足しました。
第1回会議を1995年にアメリカ・サンフランシスコで開催したのを皮切りに、これまで、第2回(2000年)を横浜、第3回(2005年)をドイツ・ミュンヘン、第4回(2008年)をアメリカ・メリーランド、第5回(2011年)はアジア地区が主管して中国・上海、第6回(2014年)はイギリス・ロンドンで開催され、第7回は2017年3月20日(月)~22日(水)にペルーのリマで開催されることとなりました。
著名な経営者や、第一線で活躍するエキスパートらによる基調講演のほか、ソフトウェア品質について議論が交わされるパネルディスカッションなど、盛りだくさんの内容で構成されます。3年に一度、世界のソフトウェア品質専門家が一堂に会するWCSQに、ぜひ参加してみませんか!


開催概要
開催日程 2017年3月20日(月)~22日(水)
開催場所 ペルー・リマ(会場:JW Marriott Hotel Lima)
テーマ Software Quality Meets IoT (the Internet of Things)
概要 40件を超える講演・発表!
約40件の出展を予定しています。

 

※ プログラム等詳細は、第7回(2017年)WCSQ公式Webサイトからご覧ください。

参加者募集(終了しました)
     
論文募集・発表者特典
第7回(2017年)WCSQ公式WebサイトにあるCall for Papersの最新情報はこちら
スケジュール
(予定)

3月20日予定のチュートリアル、並びに3月21-22日予定の一般発表を募集しています。どちらに応募されるか応募時に明示ください。

2016年9月30日(金)

2016年10月24日(月)

  Submissions of Abstracts 要旨・論文(または予備論文)提出
※ 要旨・論文(または予備論文)は、英語表記で作成してください。
 延長終了しました。ご応募ありがとうございました。
2016年11月15日(火)   Notification of Acceptance 採択通知
2016年11月30日(水)   Program online プログラムオンライン発表
2017年1月31日(火)   Submission of final Papers and Presentation slides
最終論文、発表スライドの提出
1.会議トピック

Internet of Things(モノのインターネット) (IoT) – Ethics(倫理), Law(法律), Security(セキュリティ), Quality(品質)
Software Testing(ソフトウェアテスト)
Agile Methodologies(アジャイル方法論)
Project Management(プロジェクト管理)
Software Quality Management(ソフトウェア品質管理)
Big Data & Analytics (in relation to quality)(ビッグデータと分析(品質に関連して))
Usability and User Experience(ユーザビリティとユーザーエクスペリエンス)
DevOps & Continuous Delivery(DevOpsと連続リリース)
Software Process Improvement(ソフトウェアプロセス改善)
Augmented and Virtual Reality(拡張現実(AR)と仮想現実(VR))
Security Engineering(セキュリティエンジニアリング)
Security Testing(セキュリティテスト)
Mobile Applications(モバイルアプリケーション)
Cloud Computing(クラウドコンピューティング)
Automotive Software(自動車用ソフトウェア)
Medical Software(医用ソフトウェア)
Women in Technology(技術分野の女性エンジニア)
Requirements Engineering(要求工学)
Others (please specify)(その他(応募の際、具体的にご記入ください))

2.執筆要領
2-1 はじめに

発表はオリジナルのもので、未発表であり、並行して他のカンファレンスに提出されていないものに限ります。
論文は8ページ以上12ページ以内、または予備論文として2ページ以上5ページ以内の拡張要旨を提出することも可能です(アブストラクト・論文の様式詳細は、後述のレイアウト設定をご参照ください)。

 

2-2 提出先

プログラム委員会は3地域に分かれています。提出された論文は論文の第一著者の所属組織が所在する場所に応じ、該当のプログラム委員会において査読されます。
提出は以下にアクセスしてください。

※7WCSQでは自動論文管理システムを採用しています。Easy Chairアカウントを所有していない場合は、下記リンク先より簡単に作成することができます。
https://easychair.org/conferences/?conf=7wcsq


2-3 報文集
  • 報文集は、会議終了後正式に発行されます。
  • 採択決定後、「論文+発表」とするか「プレゼンテーションのみ」かを、選択することができます(いずれの場合も規定テンプレートでのご用意ください)。
     
2-3 レイアウト設定
  • 論文のページサイズは、横215.9mm、縦279.4mmのA4に相当するサイズとする。
  • マージンは4方それぞれ25.4mmに設定する。
  • フォントはタイトル、セクション見出しを含む文書全てにおいて10ポイントのHelvetica または Arialを使用する。タイトル、セクション見出しは太字にする。
  • タイトルと著者情報は中央揃えにし、タイトルは、a, for, on, with などの短い単語を除き、全て大文字にする。
  • 著者詳細情報として、氏名のほかに、会社名、著者の活動拠点である都市、国名、とE-mailアドレスを記載することが望ましい。
  • セクションの見出しは、a, for, on, with などの短い単語を除き、全て大文字にする。
  • セクションとサブセクションはそれぞれ番号を振り、セクション見出しの上はブランクの行を1行あける。
  • セクション見出しとサブセクション見出し(例:Section 2とSubsection 2.1など)の間は行を開けない。
  • 見出しの階層は3階層以内にする。
  • 図表は中央揃えにする。
  • 色を使うときは、論文が白黒で印刷された時のコントラストを考え適切な色を使用する。
  • 図表には10ポイント太字で番号と標題をつける(例:"Figure 1"、"Table 1")。
  • 図の標題は、画像や写真の下に中央揃えで表示する。
  • 表の標題は、表の上に中央揃えで表示する。

(以下もご留意ください)
  • 参考文献や引用文はアルファベット順もしくは、論文内で言及されている順にリストアップする。
  • 参考文献の表題には番号を振らない。
  • 参考文献は統一した書式で表示する。
  • 論文内で参考文献に言及する場合、例えば(1)など参照番号のみを用いる。
  • 複数の参考文献に言及する場合、それぞれ別に(2), (3), (5-7)などの番号を振る。
  • ヘッターとフッターに関して、論文タイトルを1ページ目を除くフッターに表示する。それ以外にヘッダー、フッターのセッティングを変更する必要はない。
参照文献の記載例
(1) Kan, S.H., Metrics and Modelsin Software Quality Engineering,Addison-Wesley, 2002.
(2) Basili, V.R., L.C.Briand, andW.L.Melo, A validation of object-orientateddesign metrics as qualityindicators, IEEE Transactions onSoftware Engineering, 22(10), pp.751-761, 1996.
(3) Software Engineering - Softwaremeasurement process, ISO/IEC15939:2002, 2002.
(4) The IEEE website (Online),available at http://www.ieee.org/(accessed on 2010/9/13).
発表者の特典
  • 論文が採用された場合、7WCSQへの2日間の参加券が無料で提供されます(チュートリアル採択の場合はチュートリアルの参加券も含みます)。
  • 7WCSQ チュートリアルへ10%割引で参加できます。
  • 会議開催ホテルでの宿泊1泊分もしくは隣接する4つ星ホテルに2泊分が無料となります(第1著者もしくは発表者1名のみ)。
  • 7WCSQでの発表に対し証書を発行します。
  • 会議終了後、報文集は正式に発行されます。
  • 最も優秀な発表には、Best Presentation Awardが授与されます。
  • 最も優秀な論文には、Best Paper Awardが授与されます。
  • Best Paper Awardの受賞者は、ASQのSoftware Division journalとthe Software Quality Professional journalに論文を掲載することができます。
発表の条件
  • 採用された論文は、提出された論文に明記されている著者いずれか1名により発表されること(採用されたチュートリアル/ワークショップも同様です)。
  • 論文は英語表記とすること。
  • 英語で発表すること。
  • 論文の発表時間は45分(40分+予備5分)。
  • チュートリアルの発表時間は半日(3.5時間)または1日(6.5時間)。

(※発表論文、発表資料がダウンロードできます) 

お問い合わせ
一般財団法人 日本科学技術連盟 SQiP担当
電話番号 03-5378-9813    ファックス番号番号 03-5378-9842    メール sqip@juse.or.jp
 
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