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より少ない検査回数で、より多くの新型コロナウィルス感染を判定する方法<2020年11月04日>

■『信頼性工学』の応用としてのプーリング検査


一部の地域では、1日当たりの新型コロナウィルス感染者数が過去最大や夜間営業の自粛再開などが報じられています。
一方でGo Toキャンペーン等で人の移動が増加、また冬季に向かって感染拡大が懸念されています。

感染拡大防止と社会・経済活動の両立のためには、最終的には安全なワクチン、治療法の確立が必要ですが、時間がかかりそうです。
このような中で、無症状感染者の特定と陰性確認のため積極的なPCR検査等が有効ですが、検査資源の活用のためプーリング検査が海外では実用されています。
1回の検査で5~50人程度の陰性確認が可能で、市中感染率が低いほど効率が上がり、最適なプーリングサイズが試算されています。

信頼性工学でいう直列系システムの応用でもあり、日本信頼性学会(REAJ)のホームページに詳細を記載しておりますので、ぜひご覧ください。
>>https://www.reaj.jp/modules/pico/index.php?content_id=75

■後追い検査からの脱却


どんな検査も100%正確とは言えませんが、陽性となったグループは個別特定のための再検査で擬陽性リスクを下げる利点があります。
また無症状者を対象とするため偽陰性も最小限にとどめることができます。
日本の品質管理・信頼性管理は、検査から源流管理・未然防止へと進化してきました。
新型コロナ対策も有症者・濃厚接触者への後追い検査から発想を変えるべきではないでしょうか。
より安全な各種イベント等の開催、社会・経済活動を活性化するうえでも、関係者が事前に陰性確認できる環境が整うことが期待されます。

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Profile

石田 勉氏
(いしだ・つとむ)

日科技連・信頼性基礎コース 指導講師/元 日本アイ・ビー・エム㈱
元日本アイ・ビー・エム勤務,製品保証(ハード・ソフト新製品の初出荷前検証)等に従事。
在職中から日科技連信頼性セミナー講師,運営委員等を歴任。またIEC TC56 国内委員としてディペンダビリティ国際規格作成に関与した。退職後,電気通信大学,鈴木和幸ゼミにて信頼性データ解析分野で学生の指導に携わる。日本信頼性学会会員。

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