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BC-News(BC講師からのメッセージ)
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31.「学び続ける継続性の力、普遍的問題解決能力を身につけるBCと共に」<2016年11月11日>

東海興業(株)本店リニューアル部長 五影 博之 (62BC・T修了) 
 
 
BCの歴史は深く、1949年(昭和24年)創設以来日本随一の品質管理の講座であり、日本製品の高い品質確保に格段の影響を与えたと考える。 
 
この理由の一つにBCの大きな特徴である班別研究会があると思う。これは、自分の職場に一番関係のある品質問題を受講者の各人が一つ持ちより、講義期間中6カ月の間に講師と共に問題解決を行うものである。講師の個別指導のもと期間中に学 ぶQCの手法が活用できる、QCの手法の活用ポイントが理解できるなど、その教育効果は大変大きなものである。いろいろな業種の方が参加し、そこでの異業種交流によるシナジーも絶大なものがある。 
 
BCを卒業後、機会を得て班別の講師を担当する機会に恵まれた。これまでに指導し た企業のいろいろな問題解決を通じて、大きな成果を得ている。6カ月という短い期間であっても、PDCAを回し、月1千万以上の改善成果を得たもの、実験計画法を 駆使し新製品を開発し、次期決算が好転したものなど、その成果に枚挙がない。 講師を通じてこのような成果を見ることができることは、講師冥利につきる。 
 
期間中の実際成果もその一つであるが、BCを通じて学ぶことは、一時的な成果だけではない点を私は強調したい。それは、このコースに参加された方の「問題解決能力が格段に上がる」ことが一番の強みではないかと考える。問題解決能力は、何も品質管理だけの問題はではない。日常のいろいろな問題への解決の普遍的な力が身につく。 
 
「継続は力なり」、班別で指導したBC受講生が当時役職もない方が今は日本を代表する企業の工場長で、その部下の方が先日BCの班別に参加された。今回のBC参加への気合のはいった上司の指導姿勢は、当時のテーマに多変量解析を駆使し、3日間徹夜で計算結果をまとめ大きな成果を得られた当時を思い出させた。部下の指導姿勢は工場長の問題解決能力の高さを十分に窺い知ることができるものであった。 
 
上司から受け継ぐ、継続性のある教育姿勢、部下の指導にBCスピリッツが活かされている様子は格別の感がある。問題解決能力が十分に身につくということは、部下への継承が出来て初めて一人前ではないかと思う。 
 
私がBCを受講できた背景に父(勲)がサントリー株式会社で品質管理に携わっていたことが大きい。父も会社に入社後BCを受講し今日に至った。父の推薦もあり私もBCを受講した。親子で品質管理に携わることができたことはBCのおかげとも思う。 
 
因みに父は山崎蒸溜所次長のあと木曽川プラント工場長、白州ディステイラリー工場長を経て、食品研究所長を拝命した。父が食品研究所長で新製品開発の一環で昭和56年に世に出した烏龍茶は、現在も飲みつがれ今年「サントリー烏龍茶新発売30周年感謝と温故知新の会」を開催頂いたと聞いた。父は昭和41年に赤玉ハニーワインも開発しており、息の長い新製品開発の重要性を新たに思った。 
 
BCで学んだことが今後の品質管理の発展に継続、伝授される一員でありたいと思う。

 
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