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BC-News(BC講師からのメッセージ)
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32.「BCテキストの反復利用」<2016年11月11日>

東レ株式会社 清水 義浩 (89BC・O修了) 
 
 
統計的方法の授業を最初に受けたのが大学で、講義時間は90分×2回であったと思います。先生は分析化学の安藤教授で、日科技連にお世話になるまで統計におけ る先生の功績はまったく知りませんでした。講義内容は平均と標準偏差の計算から 始まり、二元配置の分散分析手法でした。二元配置では各因子の平方和の計算を、タテ方向かヨコ方向で足すのか、まったく理解できなかったことを覚えています。 
 
そのために、宿題のレポートにおいては統計の本を購入して復習して問題を解いて 提出しました。本の記号と授業で使われた記号が異なっており、解答は合っていましたが、レポートの記号はすべて真っ赤に訂正されて返ってきました。記号は意味を持ち、統計の基本であると教えられた気がしています。  
 
東レに入社して1年後に統計の基礎と検定・推定の講義を受けていますが、内容はまったく覚えていません。その後の入社3年目に上司からの指示で、東レOBの岸先生から実験計画法(直交表)の講義を受けました。手法を限定したベーシックコース(以下、BC)班別研究会のようなプロセスであり、当時開発中の細い電極を利 用した溶存酸素センサーの寿命等について要因解析を行い、精度良く予測できるよ うになりました。  
 
また、センサーはその出力が被検液の流れの影響を受けにくい特徴を持ち、電流の逆数と孔(micro-hole)の深さの直線関係(事実)が判ってから拡散支配を数値化できました。海外の雑誌に拙い英文で投稿した際、内容が非常に面白いということで殆どの文章が校正され、2回程のやり取り後に「micro-hole array electrode」としてAnalytical Chemistryに掲載させてもらいました。  
 
1997年(入社13年目)にBCを受講する機会があり、統計の基礎および手法についてほとんど理解していなかったことを思い知らされました。もっと若い時にBCのような理論と実践を融合した統計的方法や品質管理活動要素を習っていたら、会社での業務は早い段階でもっと効率よく、効果的に出来るようになっていたと 思っています。  
 
BC講義の内容は実践などに利用し続けなければ次第に忘れますが、社内の問題(苦情、工程異常)解決、社内講義などのためにテキストを繰り返し読み・確認する事で、BCの内容をうまく使えるようになってきたと感じています。  
 
現在、班別研究会などでBCに参画しておりますが、以下のことを心掛け、BCの統計的方法や品質管理活動の活動要素の全般を会得して問題解決や課題解決のさらなるレベルアップを図りたいと考えています。  
 
(1)BCで学んだことを実践で利用し、テキストを機会あるたびに読む。 
(2)得られた事実から理論付けをかならず行う。 
(3)BCのテキストに定められた記号を正確に使用する。 

 
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