セミナー派遣者・参加者の声:住友ファーマ(株)Voice
臨床試験セミナー統計手法専門コース
住友ファーマ(株)
開発本部 データサイエンス部 生物統計グループ
吉田 和正さん
(2022年度・33BioS受講)
臨床統計家として臨床試験に携わるための実践的な知識や技能が身に着くコース
BioSでは試験デザインやガイドラインなどの臨床試験に携わる上での基礎となる内容から、多重比較やアダプティブデザインなどの応用的な内容、そして昨今話題の機械学習やDCTに至るまで多岐にわたる内容を各分野最先端の講師陣から講義いただきます。私が特に印象に残ったのは安全性と薬物動態に関する講義です。それまでは自信を持ってこれらに関する解析結果を説明することができませんでしたが、講義後には解析の目的や解釈についての理解が深まり、今では他部署の担当者とも議論できるようになりました。
また、総合実習では様々なバックグラウンドの方々と協力して模擬臨床試験を進めていきます。普段の業務では担当したことのないタスクが多々あり、不安を感じていましたが、チームで議論したり実際に手を動かしたりする中で得られる気づきが沢山ありました。
BioSに参加することで臨床統計家として臨床開発に携わる上での、知識面と技能面それぞれの基盤を固めることができました。
住友ファーマ(株)
開発本部 データサイエンス部 生物統計グループ
グループマネージャー
渡部 恵さん
(派遣責任者)
有益な講習と総合実習を通じて統計担当者としての多面的な成長を支援するセミナー
弊社ではBioSを統計担当者の教育の中での重要なセミナーと位置づけ、主に若手の担当者が参加しています。BioSは生物統計の基礎から応用まで、臨床開発の様々な場面に適用できる内容を系統的に学ぶことができる場です。一定の期間集中的に、著名な先生方の講習を受け、臨床開発全般に関する内容や業界を取り巻く最新の動向に触れ、社外の同じ目的を持った仲間と交流できることはBioSの特徴であり、参加者にとって貴重な機会であると考えています。
総合実習がカリキュラムに含まれることも重要な特徴です。参加者は、実際に臨床試験を進めていく中でも起こり得る困難に遭遇し、試行錯誤の中で周囲に刺激を受けながら、自身の強みや不足している部分に気づくなど、統計担当者としてのセンスを養うことに加え、大きな学びを得ることが期待できます。吉田さんも、総合実習での学びから自信をつけ、統計担当者としてステップアップしたと感じています。
(2023年12月寄稿)