セミナー派遣者・参加者の声：田辺三菱製薬（株）Voice
臨床試験セミナー統計手法専門コース
田辺三菱製薬（株）
開発・メディカル本部 データサイエンス部 統計解析グループ
髙島 凪紗さん（2023年度・34BioS受講）
BioSの総合実習で得た知識と宝物～泣いて笑った嵐のような学びの日々～
強烈に印象的なのはBioSの醍醐味、総合実習です。実習完遂への道のりは険しく、嵐のような1年でした。模擬的な臨床試験を実施するこの実習は、不慣れな作業が膨大にあり、時間や自らの体調調整に苦戦したり、知識不足を痛感して落胆したりして、一筋縄ではいきませんでした。
しかし、困難な経験から多くの学びを得ました。
通常の業務とは異なる作業を行ったり、他者のノウハウを吸収したり、実務直結の力がつきました。経験は困難だったが故に強く記憶に残り、今では私の財産です。
また、班の皆さんが個性豊かで、忙しい中でも適宜雑談やおやつの時間を挟むことで和やかに進められました。愉快な班員に加え、様々な経歴をもつBioS同期など大切な繋がりも沢山築けました。
実習は自由裁量部分が多く、どこまで追求するかは参加者次第です。参加する際は班員、会社の同僚、講師、事務局など、心強い周りの人を嵐のように巻き込み、また巻き込まれて充実した1年にしてください。
研鑽の嵐に身を投じ、未知なる挑戦を楽しんでください。
田辺三菱製薬（株）
開発・メディカル本部 データサイエンス部 統計解析グループ
グループ長
岩﨑 倫久さん （派遣責任者）
Biosでの学びが統計解析業務に自信とやりがいをもたらし、成長を促す。
弊社では、専門的な知識とスキルの獲得とともに、それを組織の成果向上に活用できる統計担当者の育成を行っています。臨床試験における統計手法は重要な要素であり、正確なデータ分析と信頼性のある結果を得るために必要です。Biosはその最初の重要な一歩と捉え、若手の担当者を派遣しています。Biosは、臨床試験の統計解析手法を系統的に効率よく学べるだけでなく、模擬臨床試験の実習を通じて実践的な問題解決能力も獲得できる貴重な 機会と考えています。
Biosへの参加は、髙島さんの成長にとって非常に有益なものとなりました。現在では臨床試験の統計解析担当者として、先輩の指導を受けながら着実に経験を積み重ねており、Biosでの学びを通じて、専門知識を裏付けとした自信をもって統計解析業務に取り組む姿勢が養われたと実感しています。今後は、より高度な課題に挑戦し、さらに高度な生物統計の専門性を有するスペシャリストとして社内での地位を確立することを期待しています。
（2024年11月寄稿）
